本記事の内容
- フィリピン留学の魅力
- フィリピン留学の効果
- フィリピン留学メリット・デメリット
- フィリピン留学の費用


海外の語学学校で約5年間、営業・マーケティングを担当。
自身も英語ゼロから独学・オンライン英会話・留学を通じて、語学習得。これまでの経験を活かして英語初心者向けに「話せる英語」をテーマに情報発信しています。
というわけで今回は、「フィリピン留学は本当に効果があるのか?」について解説しています。
結論から言うと、フィリピン留学で3ヶ月以上留学すれば十分な効果があり、英語を話せるようになります。
この記事を読めば、より効率的にフィリピン留学ができます。
僕の留学体験も交えながら紹介していきますので、是非参考にしてみてください。
フィリピン留学の魅力とは?コスパの高い語学留学


フィリピン留学はコスパが高く、近年人気の留学先の一つです。
最大の魅力は以下の5つ。
・留学費用が安い
・マンツーマン(1対1)授業
・授業数の多さ
・南国リゾートも楽しめる
・日本から近く、時差は1時間
留学費用が安い分、長く留学できる
フィリピン留学は、アメリカやイギリスと比べると格安で留学できます。欧米諸国と比べると物価も安いので生活コストも抑えられます。
トータル的なコストを考えると、留学費用は欧米留学の半分以下です。費用を抑えられる分、長く留学することができます。
フィリピン留学と欧米諸国留学の比較(12週間) |
国名 | USドル |
---|---|
アメリカ | 14,000USD |
イギリス | 12,000USD |
オーストラリア | 11,500USD |
カナダ | 10,500USD |
フィリピン | 6,500USD |
マンツーマン(1対1)の授業は短期間でスピーキング力が身に付く
フィリピン留学の最大の特徴はマンツーマン(1対1)レッスン。
欧米諸国や英会話スクールでは、10名以上のグループクラスがメインです。分からないことがあってもなかなか質問しづらく、そのまま授業が進んでしまうことも多いです。



英語初心者の日本人にとってはかなりハードルが高いです…。
マンツーマン(1対1)であれば、その場で授業を止めて質問できます。分からないことを次の日に持ち越すことがありません。
ひとりひとりのレベルに合わせたレッスンが提供できるので、英語初級者の成長が圧倒的が早いです。
授業数の多さ(1日最大12コマなど)


欧米諸国は、午前中や15時頃に授業が終わるのに対し、フィリピン留学の場合、早朝から夜までレッスンが詰まってるコースもあります。
例えば、朝のボキャブラリーテストから始まり、日中はマンツーマンレッスンが6コマ、グループレッスンが2コマ、夜は自主学習や大グループクラスなど、1日中レッスンが行われる学校もあります。
圧倒的な勉強量で、日本人に不足している英語学習時間を確保します。



大人になってこれほど勉強する機会はあまりないです。
フィリピン・セブ島は南国のリゾートエリア


フィリピン・セブ島は南国のリゾートエリアとしても有名です。
平日は英語学習に集中して、週末はリゾートで過ごしてリフレッシュすることができます。


セブ島では、アイランドホッピングやスキューバーダイビングが手頃な価格でかんたんに楽しめます。
ジンベエザメ達と一緒に泳げるアクティビティは、日本ではできない貴重な体験です。



アクティビティは留学生活ならではの醍醐味です!
フィリピン留学の効果


フィリピン留学の効果は、留学期間によって違います。留学期間はほとんどの学校が1週間単位で選べます。
確実な効果を求めるなら、3ヶ月以上の留学がおすすめです。
フィリピン留学期間【1〜2週間】の効果
社会人の方はGW・お盆・正月休みと有給休暇を利用して、1〜2週間の短期留学をする方が多いです。
短期留学は、海外・留学体験という意味で英語学習のモチベーションアップに繋がります。
但し、学習効果を結果として得るのはなかなか難しいでしょう。
フィリピン留学期間【1ヶ月】の効果
留学生活にも慣れてきて「これから楽しくなりそう!」と思い出したくらいで終わってしまいます。
ちょっと物足りないですが、事前の準備次第で十分に効果があります。
留学前に文法基礎・単語などのインプットを終わらせておくことをおすすめします。
さらに、オンライン英会話でスピーキングの練習をしておけば、留学時にスムーズにレッスンに入れます。留学期間の不足分をカバーできるでしょう。
オンライン英会話については【無料体験あり】英語初心者におすすめのオンライン英会話で紹介しています。



英語で話すことに慣れておけば、スタートダッシュが違います!
フィリピン留学期間【3ヶ月】の効果
もっとも効果的な留学期間。留学エージェントの方がすすめてくることが多い期間です。
日本では、英語習得には3,000時間が必要と言われます。しかし、実際は日常会話レベルは600時間程度で可能です。
フィリピン留学の授業時間が大体1日8時間とすると、20日計算で160時間。3ヶ月で480時間です。
既に日本の中学校や高校で学習していた時間を含めると十分です。
留学期間3ヶ月は、初級から中級者に向かう方に最適な期間です。英語を実践的に話せるようになります。
フィリピン留学期間【6ヶ月】の効果
フィリピン留学の6ヶ月は以上は少し長いです。もし、長期間を予定している方は事前に明確な目標を立てておきましょう。
たとえば、6ヵ月あれば以下のようなことが達成可能です。
・英語力ほぼゼロから英語がある程度自由に話せる
・英語初級からIELTSスコア取得など、中級以上を目指す
フィリピン留学は大体の生徒が1〜2週間の短期留学から3ヶ月程度の方が多いので、長期の方はモチベーションの維持が難しいです。
一緒に勉強していた生徒が次々に卒業しては、新しい生徒が入ってくるのでコミュニケーションに疲れる方もいます。
また、マンツーマン中心の授業のため、緊張感がある時は効果的ですが、逆に緊張感がなくなると適当に授業を過ごしてしまう可能性もあります。



慣れすぎると講師も生徒も集中力を欠いて、授業がマンネリ化することがあります。
フィリピン留学メリット


フィリピン留学のメリットは以下の5つ。
・マンツーマン授業が効果的
・英語が聞き取りやすい
・講師が明るい
・多国籍の友達ができる
・東南アジアの雰囲気を知れる
マンツーマン(1対1)が多いので、短期間で英語力が成長する
マンツーマン(1対1)主体の授業は、個人のレベルに合わせて授業が進むので、とても理解しやすいです。
生徒のアウトプットの時間をしっかり設けてあります。
最初の授業は「あ〜…。え〜と…。」と英語が出てこなくて大変ですが、だんだん英語がスムーズに話せるようになります。
日本人が苦手とするスピーキングスキルがぐんぐん伸びます。
英語が聞き取りやすく、初心者からでも留学しやすい
ネイティブ講師と比べると、話すスピードがゆっくりなので、英語初心者にも理解しやすいです。
但し、ゆっくりな分、実際にネイティブスピーカーと話す時に、早すぎてついていけないというデメリットもあります。
講師が明るく、モチベーションがキープできる
フィリピン人講師は明るい方が多いので、ポジティブに英語学習に取り組めます。
日本人はスピーキングが苦手な方が多いですが、フィリピン講師が明るく話したり、聞いたりしてくれるので「頑張って話そう」という気分になります。
英語が苦手な人にとっても楽しいレッスンです。



限りある大切な留学期間。モチベーションは大事です!
多国籍の友達ができるグローバル環境


フィリピン留学では、韓国、台湾、タイ、ベトナム、ロシアなど世界各国の生徒と友達になれます。
稀に、ブラジルやコロンビア、スペイン、フランスなどの生徒もいる時があります。
卒業後には、友だちの国を訪れて交流を深める方も多いです。
いろいろな国の人達とコミュニケーションを重ねることで、グローバル人材として成長できます。
経済成長著しい東南アジアの雰囲気を知れる


今の日本では味わえない、熱気あふれる東南アジアの雰囲気を味わうことができます。
色んな国の人たちと話したり、振る舞いを見ることはとても勉強になります。
これからの時代、多様性がいかに大事になるか気付けるはずです。
「なぜ英語が必要なのか?」
日本では見えない英語の価値が分かるかもしれません。
フィリピン留学のデメリット


フィリピン留学のデメリットは以下の4つです。
・インフラが弱い
・治安が悪い
・病気をしやすい
・講師のレベルにバラつき
・上級者には向かない
インフラ設備が日本と比べると整ってないので不便に感じることも
Wifiが弱くてインターネットが使えなくなったり、シャワーの水圧が弱くて不便なんてこともあります。
日本では当たり前のことができなくて、ストレスを感じる方もいるでしょう。
生活環境の変化に敏感な方や、潔癖症などの方にはフィリピン留学はあまり向いてないです。
日本と同じような生活環境が最優先事項であれば、欧米諸国に留学されることをおすすめします。
スリや窃盗の軽犯罪があり、日本と比べると治安が悪い


日本と比べると、スリや窃盗などの軽犯罪が多いです。スマホを取られたり、財布を盗まれたりすることもあります。
但し、重犯罪は少ないので過度に心配しなくても大丈夫です。



必要なもの以外の貴重品はあまり持ち歩かないようにしましょう。
病気をしやすい
衛生面や環境が異なるため、体調を崩す人がいます。病気をすると回復するまで、1〜2週間かかかったりする場合もあります。多いのが、腹痛や下痢、喉の痛み、風邪などです。
学校には定期的にドクターが回って来てくれる学校も多いので安心してください。
予定を詰め込みすぎず、少し余裕を持った留学プランにしましょう。
留学保険もしくはクレジットカード付帯の保険は必須。病気をした時に保険がないと全て実費になります。万が一、入院となると入院費用は高額です。クレジットカード付帯の保険を利用する際は、事前に保険内容を確認しておきましょう。
講師のレベルにバラつきがある
マンツーマンレッスン(1対1)が中心のため、講師の数が多い分、講師のクオリティにバラつきがあります。
たとえば、リーダークラスの講師となると授業の進め方や、発音レベルが高いですが、新人講師や外れ講師に当たると授業の質が落ちます。
講師との相性もあるので、合わないときは早めに講師変更をした方が良いでしょう。
学校によっては「講師を変更したい時は2週間に1回リクエストできる」などのルールが設けられています。
上級者には向かない
フィリピン人講師はネイティブスピーカーではないです。私たちと同じ、学んだ英語力となります。
普段はタガログ語やビサヤ語などの現地語を話す方がほとんどです。
なので、ネイティブスピーカーとは話すスピードも違いますし、発音にも訛りがあります。
スラングを使える人もほとんどいないので、上級者には向かないと思います。
フィリピン留学で注意すること
フィリピン留学をする際は、以下の2つに気を付けると良いでしょう。
自分が外国人ということを忘れず、地元の人達をリスペクトする


数ヶ月滞在していると、生活にも慣れて気が緩みがちになります。
なかには地元のスラム街の人達を馬鹿にしたり、現地の人を見下すような態度をする日本人がいることがあります。
フィリピン人の方ふだんはとても明るくて温厚ですが、見下されることに非常に不快感を表します。
どれだけ仲良くなったとしても、今は私たちが外国人だということを忘れずに、周りに迷惑をかけないようにしましょう。
余裕のある予定を立てる


日本とは環境が変わるので、予定通りいかないことがよくあります。
レッスンに慣れるのに時間がかかったり、病気になってしまったりなど様々です。
余裕のあるスケジュールで計画を立てるようにしましょう。
まとめ:フィリピン留学は短期間で集中的に英語力を伸ばせる環境


フィリピン留学は、英語初級者〜中級者までが集中的に英語力を伸ばせる最高の環境です。
マンツーマン(1対1)レッスンを中心にレッスンを受講できるのはフィリピンだけです。
英語初心者からチート級で英語を伸ばしたいなら、フィリピン留学はおすすめです。



とは言っても留学はちょっとハードルが高い。まとまった時間も取れないし、お金もまだ足りない…。
という方は一度オンライン英会話で試してみると良いでしょう。
オンライン英会話には多くのフィリピン人講師が在籍しています。レッスンの進め方や講師のクオリティなど、留学のイメージがしやすいかと思います。留学前の準備期間にも便利です。
オンライン英会話については、【無料体験あり】英語初心者におすすめのオンライン英会話で紹介しているので参考にしてみてください。