「英語はずっと勉強をしているけど、スピーキングになると上手く話せない…」と悩んでる方も多いです。
PREP法(プレップ)を使えば、初心者でも相手に伝わりやすい英語が話せるようになります。さらに、ビジネスシーンでも使える論理的な会話法が身に付きます。
分かりやすく紹介していきますので、PREP法について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
PREP法(プレップ)とは?相手に伝わりやすい話し方
PREP法(プレップ)とはPoint(結論)→ Reason(理由)→ Example(例)→ Point(結論) の順番で文章を構成することで、相手に分かりやすく話すテクニックです。
Point(結論)から話すことが重要で、ビジネスシーンでもよく使われています。
英語は結論から話すことが基本なので、PREP(プレップ)法を使えば、相手に伝わりやすい英語が話せます。
なぜPREP法(プレップ)が重要なのか?
なぜPREP(プレップ)法が必要かと言うと、日本語はPREP法とは反対の文章構成が多いからです。小説では「起承転結」で文章が構成され、結論が最後になります。
日本語の文章の組み立て方で英語にしてしまうと、相手に分かりづらい英語になってしまいます。たとえば、英語圏の人に結論を言わないまま、ダラダラ何分も話していると、
「この人は一体何を話したいんだ?」
となってしまい、話にも飽きられ、相手をイライラさせてしまう可能性があります。特に日本人は「結論」から話すことに慣れてないので、まずはPREP法に慣れて結論から話す練習をしましょう。
PREP法(プレップ)のメリット
PREP法が使えると、以下の4つのメリットがあります。
・相手に伝わりやすい
・短時間で要点が話せる
・文章作成が楽になる
・スマートに聞こえる
相手に伝わりやすい
PREP法(プレップ)は、文章構成が決まっているので、内容がブレずに説得力のある会話ができます。
短時間で要点が話せる
話す内容が整理されているので、短時間でも上手く伝わります。時間に厳しいビジネスシーンで活躍します。
文章作成が楽になる
フレームワークに当てはめるだけなので、文章作成が楽になります。慣れれば瞬時に頭の中で整理できるようになります。
スマートに聞こえる
論理的に話せるようになるので、会話がスマートに聞こえます。英語初級者からでもできるので、早めに練習してみることをオススメします。
PREP法(プレップ)の具体例
では、実際にPREP(プレップ)法を使って具体例を解説していきます。
「Point(結論)→ Reason(理由)→ Example(例)→ Point(結論)」の順番を意識して英語の文章を作りましょう。
この「型」を覚えれば自分の主張がはっきりとした、相手に伝わりやすい英語が話せるようになります。
最初はシンプルに文章を作るのがコツです。
・Point(結論):結論を述べる
・Reason(理由):理由を述べる
・Example(例):理由を裏付けるための例や証拠・経験
・Point(結論):最後にもう一度主張する
Point(結論):自分が言いたいことを主張する
まずは、自分が言いたいこと(結論)を簡潔に主張しましょう。
I think Ohtani Shohei is the best baseball player in the MLB.
私は大谷祥平選手がMLB(メジャーリーグ)で一番の選手だと思います。
Reason(理由):結論に至った理由
結論に対する理由を分かりやすく述べます。文章の頭は「Because(何故なら)」から始めると分かりやすいです。
Because He can hit and pitch at the same time very well.
We have never seen anyone like this person since babe ruth.
何故なら彼は打撃と投手を同時にとても良くできるからです。
私たちは、ベーブルース以来そんな人を見たことがありません。
Example(例):理由の裏付けとなる証拠や具体例・経験
理由の裏付けとなる証拠データや具体例を挙げて、聞き手が納得するようにします。
In 2021, he hit 46 home runs as a batter and 9 won as a pitcher.
Finally, he won the MVP.
2021年、彼はバッターとして46本塁打を打ち、投手として9勝。
最後にはMVP(年間最優秀選手賞)を獲得しました。)
Point(結論):最後に念を押して、もう一度主張をする
最後にもう一度、自分の言いたいこと(結論)を主張して、説得力のある会話に仕上げます。
That’s why Ohtani Shohei is the best baseball player in the MLB.
だから大谷祥平選手はMLB(メジャーリーグ)で一番の選手です。
PREP法を使った文章の完成例
PREP法が完成すると以下の文章になります。話の内容が整理されているのがよく分かります。
Point(結論):I think Ohtani Shohei is the best baseball player in the MLB.
Reason(理由):Because He can hit and pitch at the same time very well.
We have never seen anyone like this person since babe ruth.
Example(例):For example, In 2021, he hit 46 home runs as a batter and 9 won as a pitcher.
Finally, he won the MVP.
Point(結論):That’s why Ohtani Shohei is the best baseball player in the MLB.
P:私は大谷祥平選手がMLB(メジャーリーグ)で一番の選手だと思います。
R:何故なら彼は打撃と投手を同時にとても良くできるからです。私たちは、ベイブルース以来そんな人を見たことがありません。
E:例えば、彼は2021年にバッターとして46本塁打を打ち、投手として9勝。最後にはMVP(年間最優秀選手賞)を獲得しました。
P:だから大谷祥平選手はMLB(メジャーリーグ)で一番の選手です。
PREP法(プレップ)に慣れたら、日本語の文章構成も上手くなります!
PREP法(プレップ)で使えるフレーズ
Point(結論)、Reason(理由)、Example(例)、Point(結論)それぞれに、下記の表現を当てはめて話すと、PREP法が使いやすくなります。
Point(結論)
・I think〜(私は〜と思います)
・I totally agree with you.(私はあなたに同感です)
・I belive〜(私は〜を信じます。)
Reason(理由)
・Because(なぜなら)
・The reason for this is〜(この理由は〜です)
Example(例)
For example(たとえば)
In In my experience(私の経験では)
As far as I know(私が知る限り)
Point(結論)
That’s why〜(それが〜の理由です)
Therefore(したがって)
まとめ:PREP法(プレップ)ができれば英会話の質が上がる
PREP法(プレップ)ができれば英会話の質がグッと変わります。
外国人の友達や同僚と話す時、英語が伝わりやすくなるので、コミュニケーションもスムーズになります。
最初は頭の中で文章を整理するのが難しいかもしれませんが、是非みなさんチャレンジしてみてください。