英語を話せるようになりたいけど、挫折しそう。どうしたらいい?
「英語を話せるようになりたい」と思う方は多いですが、中学校や高校、大学で英語の勉強が苦手だったり、テストの成績が悪いと、勉強を始めても挫折してしまうのではないかと不安になります。
そこで今回は、もっと楽に英語を話せるようになるために「英語学習で挫折しない方法」について解説します。
この記事は英語学習で挫折しないように、「英語を話せるようになること」を優先した英語学習のコツを紹介します。
英語学習が苦手な人はぜひ参考にして、もう一回チャレンジしてみてください。
英語学習を始める前に知っておこう
結論から言うと、英語は思った以上に簡単に話せるようになります。
なぜなら英語は世界約62カ国で公用語として使われている共通言語だからです。世界人口の約20%を占める、必須のコミュニケーションツールとなっており、約5人に1人が英語を話しています。
ちょっとした考え方と勉強法を変えるだけで、英語を話せるようになります。
英語は何のために必要なのか?
英語は外国人とコミュニケーションをとるための必須ツールであり、英語を話せることで世界と繋がることができます。
グローバル社会が加速するなか、多くの外国人がコミュニケーションツールとして英語を話します。日本に住んでいるとあまり感じないですが、一歩外に出てみると英語の重要さがよく分かります。
世界の人達とつながり、新しい情報・知識を得るには、英語は必要不可欠です。
海外の英語事情
上記の表の通り、英語圏以外の多くの国でも英語が使われています。そこで、英語を母国語としない国の英語レベルを調べてみました。
EF EPIによると、日本の英語レベルは112カ国中78位。アジアでは14カ国中10位。お隣の韓国の37位と比べると大きな差があることが分かります。
日本はアジアの中でも英語使用率・成績共に低く、英語を苦手としています。しかしなぜ、義務教育で6年以上英語を学んでいるのにこんなにも英語に弱いのでしょうか。
「あまり勉強をしないで英語を話せる外国人」と「勉強をしているのに英語を話せない日本人」の違いとは
他の外国人が、英語をよく話せるのは、英語を勉強のためではなく、コミュニケーションのために使うからです。
外国人が近くにいたら英語で話す。いたってシンプルですよね。海外に行けば片言の英語を話す人がいっぱいいます。
それに対し、日本は英語といえば学校の成績のために勉強している方が大半です。もし、学校の成績が悪ければスタートから苦手意識ができてしまいます。この時点で「英語を話せる人」「話せない人」に分かれてしまいます。
さらに日本の英語教育は、コミュニケーションとはかけ離れています。机に座って黒板を見ながらメモを取るインプット中心の授業で、ノートにひたすら文法や単語を書き続けます。
それだけ勉強をしたとしても実際は…。
外国人を目の当たりにしたら、何も英語が出てこない…。
こんな経験はないですか。
では、どうやったら英語を話せるようになるのでしょうか。
まずは英語に対する意識を変えることです。
次では、英語に対する意識を変えるポイントを解説します。
イメージを大きくして、ゴールを細かく設定
英語を話せるようになるには、まずはこれまでの英語のことを一旦忘れましょう。
まずは、以下のことをイメージしてみてください。
・英語を話せる自分をイメージする
・細かいゴールを設定する
英語を話せる自分をイメージする
「外国人と楽しく話している自分」
「海外を旅している自分」
「海外で仕事をしている自分」
など、イメージを膨らませてみましょう。
イメージを膨らませると、英語を話す意欲が高まります。海外の映画を見ながら、自分が英語を話してるのをイメージするのも良いでしょう。
ゴールを細かく設定する
イメージができたら、細かいゴールを設定して、達成感を味わないながら、最終的なゴールを目指します。
次では、楽に英語が上達するための考え方を紹介します。
英語の完璧さは忘れよう
英語に完璧さは求めない。これが恐れずに英語を話す最初の一歩です。
考え方を少し変えるだけで、英語学習がとても楽になります。
完璧に話すことを忘れよう
私の経験からですが、日本人は他国の留学生と比べると、少しのミスを気にしすぎていて、完璧に話そうとする人が多い傾向があります。
日本ではネイティブのように話せる人が「英語を話せる人」というイメージがありますが、そんなことはありません。
他国の生徒は文法を間違っていようと、積極的に話します。それでいいんです。覚えたことはどんどん話すことで、最短で成長できます。
最初から完璧さは必要ありません。
完璧に聞くことは忘れよう
英単語を知らなかったり、英語を話すスピードが早かったりして、英語が聞き取れないこともあります。
そんな時は、単語を一語一句集中して聞かず、全体の話の流れを把握して、分からない単語を予測するテクニックを覚えると良いです。知らない単語も話の流れで予測できるようになります。
必要な英語スキルを集中的に覚える
英語学習は、単語・リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングと幅が広いです。
「英語初心者勉強法」などをインターネットで調べて、イチから進めていく方も多いですが、社会人の方や普段から忙しい方は勉強できる時間が限られます。
短期間で英語を話せるようになりたい場合、やることを絞って効率よく学習しましょう。
英会話初心者がまず最初にやること
英語を早く話せるようになるにはスピーキング(会話)とリスニング(聞く)を中心に学習します。
スピーキング(会話)
基礎文法を覚えたら、とにかくスピーキングに一点集中。
発音は「R」や「L」、「TH」など、日本人が苦手とする箇所だけを押さえておけば最初はOKです。
発音については、英語初心者がネイティブ風にカッコいい発音で話せるようになる方法で紹介しています。
リスニング(聞く)
Youtubeで海外のドラマを見たり、音楽を聞いたり、興味あるジャンルの動画がオススメです。時間がある時は、発音を真似すると同時に発音も良くなります。
英語初心者がやらないこと
英語初心者で時間がない方は、一旦ライティング(書き)とリーディング(読み)は置いておきます。
ライティング(書き)
ライティングは中学、高校の義務教育で学んでいるので、基礎文法の復習程度で十分です。
リーディング(読み)
長文を読むだけの勉強は、今はやらなくてOKです。ある程度の英語力がついてきてからでも遅くないです。
英語の話し方を真似る
日本語と英語の文の構成は反対です。日本語のスタイルのままで英語を話すと、伝わりづらい英語になります。
外国人に伝わりやすい話し方を覚えましょう。
結論から話す
英語は結論を先に話してから、理由などを述べます。PREP法とも呼ばれますが、英語を話す型を覚えると論理的に話しやすくなります。
PREP法については、PREP法とは?初心者でも英会話が劇的にアップする方法で紹介しています。
リアクションを大きくする
外国人の英語「Wow!!」「Oh my gut!」など、リアクションが大きいのはイメージできますよね。
日本人は平坦な英語を発音しがちなので、自分でオーバーすぎるくらいのリアクションで話すと英語が伝わりやすくなります。
カッコイイ英語を話す方法については、初心者でもできる!ネイティブ風に英語の発音をよくする方法で紹介しています。
英語を伝わりやすくする2つのコツ
英語を話す時に日本人がよくやってしまう癖を注意しておきましょう。
以下の2つを抑えておくだけで、相手に伝わりやすい英語が話せます。
話す時に間を空けずに話す
英語を話す時は短くていいので、一文で話すことです。英語初心者の方は単語ごとに「え〜…」「あ〜…」と言ってしまう方が多いですが、伝わりづらくなってしまいます。
癖にもなりやすいので、最初のうちに一文で話すことを意識しましょう。
相手の目を見て話す
外国人と英語を話す時は目を見て話しましょう。日本人は目を見ないで話す人が多いですが、海外では目を見て話さないと「この人は何考えてるんだろう」「信頼できない」と変な誤解を招く可能性があります。
これは英語の成績が良い人、流暢に話せる人関係なく、日本人に多い傾向にあります。
英語を上手く話せるようになるには勉強だけじゃなく、伝え方が大事なので早めに治しておきましょう。
挫折せずにモチベーションを維持するコツ
勢いで英語学習を始めたものの、英語環境がない生活での継続は難しいですよね。
英語学習を長く継続するには、勉強だけではなく、海外映画を見たり、SNSで英語を使っていると、モチベーションが維持しやすいです。
海外の映画・音楽
YoutubeやNetflixを英語字幕で見ることをおすすめします。分からない時は、日本語字幕でもOKです。
但し、日本語字幕はあまり追わずに、なるべく英語を聞きましょう。リスニングと発音が自然と鍛えられます。
できれば英語字幕がオススメです。
SNSの利用
TwitterやInstagramで海外の人とコミュニケーションを取ってみましょう。英語を使ったメッセージのやり取りに慣れます。
オフラインのコミュニティに参加
英語力に少し自信がついたら、外国人が集まりやすいイベントなどに参加してみましょう。
ハードルが高いと思う人は、英会話コミュニティに参加するのも良いと思います。
オンライン英会話
英語に早く慣れたい方はオンライン英会話がオススメです。スマホ・PCさえあれば、いつでも実践的な英会話を学べます。
フリートークもできるので、忙しい毎日でも手軽に生の英語に触れられます。コスパの高い自己投資です。
英語の基礎がない状態で始めると挫折しやすいです。最低でも、中学英語までは必ず終わらせてからやることをおすすめします。
国内でも英語環境を工夫をすることで、効果的な英語学習ができます。
オンライン英会話については【無料体験あり】英語初心者におすすめのオンライン英会話で紹介しています。
【まとめ】まずは英語を話せる実感を掴んで、言語の壁を怖そう
英語初心者の方が挫折しないで勉強を続けるには、早いタイミングで言語の壁を壊すこと。具体的に言うと、街で外国人に何かを尋ねられた時に固まらないことです。
ネットや本で調べたり、分厚い参考書を開いたりする人もいますが、それは「英語を話せるようになる」という目標からはかなり遠回りになってしまいます。
私も当時はネットで調べた「英語初心者の勉強法」などを頼りに、本を何冊も買って勉強しました。果てしなく時間がかかり、そして一度は挫折しました。
ですが、目的さえしっかり絞れば、短期間で簡単な英語が話せるようになれます。
まずは、英語を話せる実感を掴むことが、上達への近道です。
実際の英語学習法については【英語初心者向け】英語力ゼロから最短で英会話を話せるおすすめの勉強法!で紹介しているので参考にしてみてください。