英語を話せるようになりたいけど、色んな勉強法がありすぎて何から始めていいのか分からない。
ということで、今回は英語力ゼロから最短で英会話を話せるおすすめの勉強法について紹介します。
初心者ではないけど、なかなか英語が話せるようになれない方も参考になる内容です。
この記事を読めば、「英語を話す」ことに目的を絞っているので、効率よく英語学習を始められます。
ステップごとに紹介していきますので、英語を早く話せるようになりたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
英語を話せるまでに必要な時間
日本人が英語を話せるようになるには、3,000時間程度の英語学習が必要と言われています。
3,000時間と聞くと途方もない距離に感じますが、中学や高校で約630時間。宿題やテスト対策などの自主学習を含めると既に約1,000時間を学習しています。
とは言ってもまだ残り2,000時間…学校で習った英語はほとんど覚えていない。
2,000時間となると1日2時間毎日勉強しても、約3年。3,000時間となれば約4年半。英語学習を始める前に心が折れそうですよね。
でも、心配はないです。
実際は目的と学習する順番さえ間違わなければ、600時間程度で日常英会話が話せるようになります。
次では、効率良く英語学習を始めるために、初心者が最初に避けるべき勉強法を紹介します。
初心者が最初に避ける英語勉強法
英語初心者にとって、スタートはとても重要です。
効果的な英語学習も順番を間違えると、英語を話せるまでにかなりの時間を要します。
最初におすすめしない3つの勉強法を紹介します。
英会話スクール・オンライン英会話
「英会話といえば、英会話スクールやオンライン英会話」
と考える方も多いですが、インプットがないレベルで英会話スクール・オンライン英会話を始めると、もちろん全く英語が話せません。
英語への苦手意識が生まれたり、英語力は伸びていないのに、英会話スクールに通うことを成長に感じてしまったりする可能性があります。
英会話スクール・オンライン英会話を効果的に学習するには、最低でも中学英語の基礎文法を自由に使えるレベルまであげてから始めることをおすすめします。
聞き流しでOKなど教材
ネット広告やCMで見かける「聞くだけであっという間に英語力が…。」という商材はおすすめしません。そんな簡単に英語を話せるようになれば苦労しませんよね。
英語を聞くことは大事ですが、聞き流しだけでは英語初心者は上達できません。聞き流しは、ある程度の英語力がついた状態から効果が生まれます。
最初から多くの本やアプリを買い過ぎる
英語初心者の方は最初はページ数が少ない英文法基礎の本を選びましょう。
色んな本に手を出してしまうと、自分が今どのレベルなのか分からなくなり、学習に迷いが出ます。最小限の教材・アプリ選びをしましょう。
僕も色んな本やアプリを漁りました。一回始めるとすぐには辞められなくなるので教材選びは慎重にしましょう!
おすすめの教材・アプリについては英語の勉強法と合わせて、後ほど紹介していきます。
初心者におすすめの英語ステップ
英語初心者の方は、目的と学習する順番が重要です。英語学習を始める前に、英語を話せるまでの計画をしっかり練りましょう。
【ステップ①】英語を勉強する目的を明確にする
英語を話せるようになるには、まずは目的をしっかりと決めましょう。イメージをしっかり持つことで、ゴールに辿り着けます。
僕の場合は、
・海外で生活したい
・海外を飛び回るような仕事がしたい
・海外の色んな価値観を知りたい
など、ざっくりと大きな夢を思い描いていました。
イメージをはっきりすることで、ゴールに向かうモチベーションも、実現性も高まります。自分が何故英語を話したいかを明確にしましょう。
英語初心者の方がモチベーションを高めて、英語学習に取り組む方法は英語を挫折しそうな時に知っておくと楽な6つのことで紹介しています。
【ステップ②】ネイティブの綺麗な発音をよく聞く
英語の発音が上手になるには最初から「音をよく聞くこと」です。文章の内容が分からなくてもOKです。英語の音に触れておくことが大事です。
なぜなら海外生活をしている時は英語初心者に関わらず、周りは全て英語だからです。
とは言ってもここは日本。具体的にどうしたらいいの?
日本のテレビを見る時間を、英語のニュースに変えてみたり、JPOPを洋楽に変えてみたり、無理しない範囲で英語環境に変えてみるのがおすすめです。
しばらくすると「この発音変だな。日本語発音みたい。」など自分で分かるようになります。
海外映画などを見て「この人の英語カッコイイ」と思えるようになったら最高です。どんどん真似していきましょう。
【ステップ③】中学レベルの英文法と単語の基礎を固める
英語がゼロからの人は中学英語の「基礎文法」と「語彙」を勉強しましょう。
中学英語の英文法は日常英会話を話せるようになるには必要不可欠です。中学英語さえしっかりできれば、英語を話す土台が完成します。何度も繰り返して、英語の基礎を固めましょう。
最初は分厚い本ではなく、中学英語の要点がまとまっていて、簡単な本が良いです。
僕は「中学3年間の英語を10時間で復習する本」で勉強を始めました。
ページ数も少なく、中学3年間の英文法がとても分かりやすくまとまっています。ページの中身も文字が詰まっていないので、学習が続けやすいです。
この本で挫折することはないと思うので、最初に選ぶ本でには最適です。
詳しくは【英語やり直し】中学3年間分の英語を10時間で復習する本で詳しく紹介しています。
次におすすめするのがBasic Grammar in useです。
こちらの本は全て英語のみの教材です。
先に高校用の分厚い本などを購入してしまうと、途中で挫折してしまう可能性があります。中学英語が終わったら、英語のみの本で学習することをおすすめします。ForestやEvergreenなどの分厚い本は、細かい文法を調べたい時の参考書用として一冊置いておくと良いでしょう。
Basic Grammar in useは英語に慣れながら、英文法基礎の復習と語彙を増やせます。教材の中身はイラストを見て答える問題が多く、分かりやすくできています。
ステップ⑤のオンライン英会話の授業で、この教材を使って教えてもらうのもおすすめです。
【ステップ④】瞬間英作文でスピーキング力を鍛える
英文法基礎を覚えたら、英語を声に出して体系的に覚えていきましょう。日本ではこの勉強量が圧倒的に少ないので、スピーキングが弱い人が多いです。
最初はゆっくりでも大丈夫なので、何度もアウトプットを繰り返して英語を自分のモノにしましょう。
アウトプットの練習には、どんどん話すための瞬間英作文がおすすめです。
瞬間英作文は、音声で流れる基礎文法の日本語を数秒で英語で話すというシンプルな学習法ですが、スピーキング力がかなり鍛えられます。
例を挙げてみましょう。
・あれはあなた達の車ですか?
・これは誰の帽子ですか?
これらを瞬時に英語にできますか。
・Is that your car?
・Whose hat is this?
簡単そうですが、やってみると英語初心者にとっては難易度が高いです。
何度も何度も繰り返すことで、少しずつ慣れてきます。
僕は慣れてきたらジョギングをしながら使っていました。
中学基礎文法の学習を終えたら、迷わず瞬間英作文を学習しましょう。
瞬間英作文をマスターした頃には、簡単な英語が話せるようになっています。
瞬間英作文についてもっと詳しく知りたい方は、どんどん話すための瞬間英作文の効果的なトレーニングのやり方紹介で詳しく紹介しています。
次では覚えたスピーキング力を活かして、論理的に話すPREP法を紹介します。
【ステップ⑤】PREP法を使って英語を話す型を覚える
PREP法とはビジネス会話で使われる論理的に話すテクニックです。
英会話でもこのPREP法が文章構成の基本となります。
P=Point(結論)
R=Reason(理由)
E=Example(具体例)
P=Point(結論)
PREP法は結論をまず先に話してから、話を展開します。日本の場合は、最初に説明があって最後に結論を話すので逆です。
日本語の文章構成でそのまま英語を話してしまうと、相手に分かりづらい英語になってしまいます。
だらだらと説明を続けて「この話のポイントは何?」と思われないようにしましょう。
PREP法を使えば自分の主張をしっかりと伝えることができ、説得力のある文章で話せます。
具体的例はこんな感じです。
①Point(結論)
You should go shopping at the shopping malls today.
(今日はショッピングモールに行くべきです。)
②Reason(理由)
Because shopping malls have big sales.
(なぜならビッグセールをやっているからです。)
③Example(例)
I saw many clothes and shoes at half price.
(私は服や靴が半額になっているのを見ました。)
④Point(結論)
That’s why I recommend you go shopping early before it sells out.
(だから売り切れになる前に早めに買い物に行くことをおすすめします。)
日本人にとって、結論から話すのは最初は慣れないですが、英会話のテンプレとして覚えておきましょう。
常に相手に分かりやすい文章校正で話すことを意識することで、質の高い英語を話せるようになります。
PREP法については、PREP法とは?初心者でも英会話が劇的にアップする方法で詳しく解説しています。
【ステップ⑥】英語を実践する
英語の実践にはオンライン英会話、英会話教室やSNSを利用することをおすすめします。
オンライン英会話
スピーキング力を上げるにはオンライン英会話がおすすめです。これまで覚えた英語をアウトプットして、使える英語にしていきましょう。
オンライン英会話を使えば、講師とラフな日常英会話を楽しみながら、実践的な英語を学ぶことができます。
日本ではどうしても英語を話す機会が少ないので、オンライン英会話を使って英語環境にしましょう。
費用も月額6,000円くらいなので、英会話スクールや留学と比べると始めやすいです。
英語初心者の方におすすめオンライン英会話スクールは【無料体験あり】英語初心者におすすめのオンライン英会話で紹介しているので参考にしてみてください。
英会話教室
英会話教室は一番実践的な英語の授業です。
マンツーマン授業かグループ授業によって効果は変わりますが、生の英会話に触れることでモチベーションが変わります。
オンライン英会話では「ちょっと物足りない」と思う人は、英会話教室を試してみると良いでしょう。
SNS(ソーシャルメディア)
海外の人達と簡単に繋がることができるのがSNSです。Twitter、Instagram、Youtubeなど英語慣れするには最適なツールです。まずは英語のアカウントを作りましょう。
英語アカウントを作ることで、英語のみのツイートやコメントを意識するので、自然と海外の人達との距離が近くなり、コミュニケーションが取りやすくなります。慣れてくると自然に英語のコメントやツイートができるようになります。
英語のみで書いていれば、日本人からの指摘もないので、間違いを気にせずトライできます。忙しい方は通勤や通学のバスや電車の移動時間でSNSを有効活用できます。コミュニケーションが好きな人におすすめです。
まとめ:英語初心者は目的と学習する順番が大事
英語初心者の方が少しでも早く英語を話せるようになるには、とにかくやることを絞って、学習する順番を間違えないことです。
やることを絞れば「英語を話せる」ゴールは意外と近いです。
効率良く英語学習をして、モチベーションを高めながら成長しましょう。